|
和田商店会「八の日広告」に掲載されている、コラム「電動椅子のお姉さんより」part6です。 ※お断りしておきますが、この文章はブログでの読みやすさを考慮し、管理人が勝手に改行しています。 内容に関しては一切手を加えてておりません 「一本の手すり」 もうすぐ4月、またたくさんの一年生が新しいランドセルとともに、入学する時季か。でも障害を持った子供のお母さんは大変かな。 私の母も養護学校か普通の小学校かで悩み、一年間遅らせるべきかで悩み、結局、普通に地元の小学校への入学を決めたようだ。決めたのはよいけれど、困ったのがトイレと給食だった。給食は、母が学校へ来て、何とか工夫して、自分で食べられるようにしたけれど、トイレは、まだ汲み取り式の和式で、一人では、またげなかったから、これも時間になると母が学校へ来ていた。 幼稚園では一人でできたのに、どうして小学校ではできないのか、わかる?幼稚園のトイレは幼児が使えるような設備が施されていたけれど、通常、小学校では、そういう設備はない。 母も、自宅からそんなに遠くないところに肢体不自由のための光明養護学校があり、そこへ入学させていれば、そんなことしなくても良かったのにね。保護された特殊な環境は私のためにならない、そこから出れば厳しい社会の現実。それに耐えられるように育てたかったのかな。 毎目、私のために学校へ来なければならない母を見るに見かねて用務員さんがトイレに手すりをつけてくれた。その手すりで私はトイレも一人でできるようになって、母は学校へ来なくても良くなった。 一本の手すりが、母にとって、どんなに有り難いものであったか、を考えると、幼い私に、あのとき、母が望んだものがわかるような気がしています。 ---電動車椅子のお姉さんより--- |
| << 前記事(2007/05/21) | トップへ | 後記事(2007/05/22)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2007/05/21) | トップへ | 後記事(2007/05/22)>> |